【読書記録】本を読む人はうまくいく
今回、長倉 顕太さんの「本を読む人はうまくいく」を読んで私が学んだこと、そしてこれからやっていくと決意したことを紹介します。
とても学びの多い一冊でした。未読の方は、ぜひ手に取ってみてください。
AIやコンピューターが進化した今、『頭の良さ』は従来の“学校でテストの点を取る力”とは少し違う意味合いを帯びています。
現代人の頭の良さは、「環境適応能力」と「長い人間関係を作る能力」です。
めまぐるしく変化する現代では、新たな情報や技術を積極的に取り込み、自分自身をアップデートしていくことができる人こそが、「頭がいい人」と言えます。
本とは追体験の宝庫です。
歴史書を読めば武将の、ビジネス書を読めば起業家の、SF小説を読めば未来を想像した新しいテクノロジー、これらを自分ごととして追体験できます。
その結果、多種多様な世界観と価値観を感じることができます。
そして重要なのは「読書→行動」のアウトプット。
読書で学んだことを実際に行動に落とし込むことで、様々な実体験が増え、
- 視野が広がる
- 判断力が養われる
- リーダーシップが身につく
つまり、環境適応能力が身についていくのです。
深く狭い人間関係も大切ですが、現代人には、広く浅く長い人間関係の方が、より有効です。
その理由は以下の通りです。
- ダメージが最小限
1つのコミュニティがなくなっても、他のコミュニティがある - 予想もしていなかった良い機会に恵まれる
- 社会的信用が広まり、出会いが生まれる
「あの人に聞けば何でもわかる」 - 物事を多角的に見る力が養われる
- 現代のトレンドや変化への感度が高まる
読書を通して広く浅い知識を身につけておくと、どんな話題や相談にも乗れる、また、情報のハブとなる価値があります。
すべての本のすべての中身を理解し、覚えておく必要はなく、会話のきっかけになれば、そこから交流が生まれます。
読書をすれば、様々な分野の基本的な「言語」や「考え方」を理解し、異なる世界を行き来できるようになります。

今まで、読書をしても知識が増えていないのは、
すべてを理解しようとしていたからでした
本は、比較的読んでいると思っていましたが、全然内容を覚えていない、人に説明できないと感じていました。
人に伝える際も、全体を理解し、要約して伝えるのがよいことだと、信じていました。
しかし、その必要はなく、広く浅く、一部、自分の心に残ったところだけでよい、と思うと気が楽になりました。

本への向き合い方を、少し改めたいと思いました
これまでの読書では、本のタイトルだけなんとなくで覚え、著者名はたいてい答えられませんでした。
なので、「この人はこういう考え方をするんだ」という理解もなく、追体験が不十分だったんだと思います。
まずは本のタイトルと著者名を口に出せるようにする。そこから『どんな本か』を短く説明できるようにします。
これから日常に組み入れること
本を読んで、人に紹介するつもりでアウトプットする
私が今回の本を読んで思ったのは、
「本を人との交流に役立てたい!」でした。
広い知識を身につけ、いろんな人と、いろんな話題のきっかけを作り、縁を広げていく。
本をその手段にしたいと思いました。
そのために私がすることは、以下をアウトプットします。
- 誰が書いたどんな本を読んだか。
- 私が新しく知ったことはなにか。
- その本で私が一番感銘を受けた、心に残ったところはどこか(多くても3つ)。
- 私は何を感じたのか。
すべてを理解しようとせず、“人に話せる範囲”の知識を増やしていく。
そう気持ちを決めた1冊でした。

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