2025/9/23 第1 回Women’s Wellbeing Fes

女性の幸せを“自分で決める”ための視点と実践を学ぶフェス。
「わたしの幸せは、わたしが決める」
株式会社ICOREを運営する安藤美玖さん、ウェルネスメソッド「リリナージュ」のLilyさん主催で「Women’s Wellbeing Fes」第1回が東京で開催。登壇者がとても豪華で、お話を直接聞けたことが貴重でした。
- 主催:
安藤美玖さん
ICORE代表であり、女性のキャリア支援慶應義塾大学大学院で女性のキャリアと本来性を研究されています。
Lilyさん
「リリナージュ」の考案者。日本・海外でWSや講師育成、商品開発、書籍出版、Voicyパーソナリティとしても活動されています。 - ゲスト:
野口沙貴さん
デトックス美容家であり、理想の自分を設定してなりきる「美女ごっこProject」を主宰しています。ミネラルファスティング×食事×心理で自己実現を支援しています。
中山晴菜さん
IT企業取締役であり、経営者です。YouTube「いまさらチャンネル」は登録者11万人超の人気チャンネルです。 - スペシャル講演:
及川美紀さん
東京女子大学卒。株式会社ポーラで代表取締役を経て、2024年退任。現在は所属に縛られない“Jobless”でウェルビーイングを発信しています。
わたしのウェルビーイングってなんだろう?
そもそも、ウェルビーイングってなに?
及川さんは、もともとキャリアウーマンとして働いていらっしゃいました。しかし10年ほど前、たくさんの人と出会う中で、仕事とは別に「自分が主体的に関わりたいもの」を見つけられました。それが「ウェルビーイングを広めていきたい」という、仕事以外の「もう一つの軸」でした。この新たな軸こそが、現在の及川さんを形作っているのです。

ウェルビーイングとは長期的な、幸せの状態。
長期的なものだからこそ、多少の波はあるもの。
ちょっとした不幸を跳ね飛ばすくらいの力がある、長期的な幸せ、それがウェルビーイングです。
ウェルビーイングを追い求める及川さんが考える、「現代」女性の幸せ。
それは、支えることだけではない、と言います。
一昔前であれば、女性の幸せは、家庭を支えること、夫を支え、子どもを育てること、サポートすることでした。
確かにそれは悪いことではないのですが、本当にそれを「自分で選んで」いるのか。
つまり、自己決定権を持って、幸せを選べているのか。
自己決定権をもつために必要なものは、自立と長期的な経済力。
この2つは、足し算ではなく掛け算です。
長期的な経済力を土台には、周りに感謝される、感謝する、の「感謝のやりとり」と、健康が必要です。
自立×長期的な経済力×感謝のやりとり×健康
この4つがあって、女性は自己決定権を持って幸せを自分自身でつかみとることができます。
「私なんて」なんて思わない
日本人女性は、「私なんて」と、自信がない方が多いです。
でも、日本人女性の頭脳は世界一というデータもあるのです。
「自分自身に何も特別なことはない」と思っていたとしても、この日本で、すごい人たちに揉まれて、私たちは生きてきたのです。
だから、私も、あなたも、それだけで十分「すごい人」なのです。
では、どうして「私なんて」と思うのか。
それは、経験不足です。
男性と比べて社会的に地位や年収が低いのは、経験や指導が少ないから。
同じように経験すれば、女性も同じように伸びるのです。
つまり、性別差ではなく、個人差。
私達が知識を得て、経験していけば、「私なんて」と思うことはないのです。
固定概念、思い込みで「手抜きなんてだめ」、「子どもが小さいのに働くなんて」、なんていう、言葉に惑わされる必要はありません。
自分だってできる、もっと経験をしようと思って、思い込みを捨てて進んでいいのです。
私の学び:知識と経験
私たちは自由に生きていいんだ。
そのためには、知ることが大事。
知らないから、「これが私の幸せなんだ」と思い込んでしまう。
知識を得ること、経験すること、たくさんの縁をつなぐこと。
もっともっと広い世界に出て、たくさん経験したい、知りたいと思いました。
わたしの幸せのカタチを見つけよう
続いて、今回の主催者であるLilyさんと美玖さんの登壇。
最初に今の自分に気づくワーク。
ウェルビーイングカードという、このフェスのために作成されたシールを使って、
「ここ最近、あなたが大切にしていることは?」に一番合致するシールを選び、隣に座った人と何を選び、なぜそれを選んだのかをシェアします。
自分の気持ちを一つ選ぶ。言葉にする。そしてそれを、はじめましての人に伝える。
最初はとても緊張しました。
でも、話し始めると楽しくなってどんどん話が膨らんでいきました。

続いて、「隣の人はどんな人だと思うか」をウェルビーイングカードの中から選ぶワーク。
今、初めてちゃんとお話しした人です。
「どんな人と言われても」と正直、とまどいました。
人の印象は3秒で決まると言われます。
お会いして、横で人の話をどう聞くのかを見ていた。
少しの時間、何を大切にしているかの本人の気持ちを載せたお話しをした。
それだけで、どんな人なのか、私がどう感じているのか。
相手をもっと知ろう、という気持ちにさせてくれる、不思議なワークでした。
そして、それを横の方、御本人に伝える。
私自身、「そういう風に私の行動が捉えられていたんだ、私の行動や言動に、人に届くことがあったんだ」と認められた気がして、泣きそうな気持ちになりました。
私が伝えた相手の方にも、同じようなことを言っていただけました。
続いて、幸せの4因子をチェックするワークを行いました。

成長や達成に幸せに感じる「やってみよう因子」
つながりに幸せを感じる「ありがとう因子」
自己受容があり、悪いところもある自分もいいよね、と思える「なんとかなる因子」
自分らしさを大事にする「ありのままに因子」
私の幸せのカタチ、私が幸せを感じるうえで何を大切にしているのか、気づくことができました。
そしてまた横の方とシェア。
3回もお互いのことを話していると、とても親しくなれた気がします。
わたしの幸せは、わたしが決める
最後にゲストの野口沙貴さん、中山晴菜さんが登壇。
でもこのセッションの主役は、参加している私たち。
Lilyさん、美玖さんから、私たちに質問が投げかけられます。
「わたしが幸せを感じる時は?」
まずは考えて、Slidoを使って投稿。
皆の答えがスクリーンに映し出されます。
そして横の人とシェア。
その後、登壇者4人の幸せを感じる時をお話ししてもらいます。

だからこそ、世界が広がる。
続いて「こうしなければ幸せになれないと今思っていることは?」
最後に「「それって本当?本当の自分はどうしたい?」
それぞれ同じことを繰り返しました。
自分に問いかける。自分の答えを言語化する。
それを言葉にして、人と共有する。
そして、皆の答えを知る。
及川さんや登壇者の皆様、
そして画面に映し出される皆の答えを見ながら、
「それわかる!」、「わたしもそれだ!」、「確かに、それも素敵!」が増えていく。
価値観がどんどんアップデートされていくのを感じました。

「幸せ」について語り合う。
本当にわくわくするし、シェアの相手は初めてお会いする方なのに、本音で話せる。
それは、同じ様に本気で考えていい場所だからだったと思います。
ちなみに、登壇者の皆様それぞれの回答については、「ノーアーカイブ!」とおっしゃっていたので詳しくは語りません。
でも、皆さん同じように「幸せのカタチ」に捕らわれていたということを聞けて、すごく共感とともに、言語化されて「私もそれだ」と腑に落ちる感覚を感じました。
今回のフェスでの学び、そしてこれから
今回のフェスは、自分の幸せ、ウェルビーイングについて深く考えるだけでなく、
人の幸せに触れ、価値観を知ることができる素晴らしい時間になりました。
幸せについて語るとき、皆素敵な笑顔で、とても楽しそうでした。
私自身も本当に楽しかったです。
帰りの飛行機の中で、学んだことを何度も何度も反芻して考えました。
「わたしにとって、”こうしないと幸せになれない”と思い込んでいることはなんだろう」
「わたしが固執している、絶対持っていたいと思っている幸せはなんだろう」
「それはなぜだろう」
「本当にそうなんだろうか」
「それは他人軸になっていないだろうか」
その中で、2つの答えにたどり着きました。
そして、気持ちが楽になってその幸せに向かっての行動が見えてきました。
わたしの幸せは、私が決める。
本当にテーマ通り、自分の幸せを決めることができました。
来年も是非チケットを勝ち取って参加したいと思います。
そしてまた幸せを語り合い、自分の幸せをアップデートしていきたいと思います。
新しい出会いと御縁に感謝
今回のフェスでは、自分の幸せについて考えるだけではなく、新しい出会いがたくさんありました。
偶然横に座り、一緒にシェアしてくださった方。
交流会で同じグループになった方。
そしてカフェメンで私に気づいて声をかけてくださった方。
宝物になる新しい出会いがあり、本当に嬉しく思います。
出会ってくださった皆様、このような機会を作ってくださった美玖さん、Lilyさんをはじめとする運営の皆様に、心から感謝申し上げます。


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